受験生のみなさま

先輩の声

2019年度卒業

嶋田 貴之さん

就職先 アクセンチュア株式会社
長野県屋代高等学校 出身

Q1 現在、どのような仕事をしていますか?
アクセンチュアという外資系コンサルティング会社で企業買収 (M&A) の仕事をしています。具体的には買収戦略策定・買収候補企業の選定などから最終契約締結・クロージングまでの業務全般を担当しています。外資系企業ということから、日常的に英語を使う環境で仕事をしています。
Q2 大学ではどのような勉強・研究を行っていたか? 現在のキャリアに活かされていることは?
所属の経済学に加えて、コーポレートファイナンスや経営学、会計学などを学んでいました。また1年間豪州へ交換留学に行き、現地でもファイナンス・会計学を専攻していました。上記の経験もあり、在学中に米国公認会計士(USCPA) 試験に合格しました。
 M&Aは総合格闘技といわれるほど企業経営に関する幅広い専門知識が要求され、その領域は経営戦略、会計、コーポレートファイナンス、会社法、税務、労務など多岐にわたります。すべてをカバーはしていませんが、多くの領域を学生のうちに学ぶ機会があったことは間違いなく現在のキャリアに生きています。
Q3 勉強以外の大学時代の思い出は? 現在のキャリアに活かされていることは?
大学時代に素晴らしい友人たちとの出会いがありました。
入学直後から弁護士になることを志し実現させた友人、1年間の仮面浪人を経て本命の志望校に入学しその後も活躍している友人、(出会いは留学先ですが)ヘッジファンドでの仕事の傍ら大学院で優秀な成績を収め理想の実現に邁進している友人など、彼らとの出会いのおかげで在学中努力を続けることができ、現在のキャリアの形成につながったと思います。
Q4 高校生に向けて一言
最後まで読んでくれてありがとうございます! 私からお伝えしたいことは「“今” 自分の将来を真剣に考えてほしい」ということです。
偉そうなことを書いているこんな私ですが、将来を真剣に考えることができたのは友人たちとの出会いがあった入学後でした。真剣に自分と向き合い日々努力を惜しまない彼らの姿を見て、なんて自分は漠然と生きていたんだろうと気が付かされたことを今でも覚えています。私のように大学に入学してから将来を考えることを否定はしません。しかし、高校生のうちに考えられていれば違う選択肢が生まれていたり、入学直後にすでに進み始めている友達との差に驚くこともなくなるでしょう。
将来を真剣に考えた結果、経済学類に進学してもらえればこの文章を書いた甲斐もありますが、別の進路選択になっても私は心から応援しています。大事なことは「”今”自分の将来を真剣に考えること」、その思考を常に持ち努力を絶やさなければどんな環境でも未来を切り拓いていけると思います。進路選択や受験準備など大変かと思いますが、お体に気をつけて貴重な一日一日を過ごしてください。