受験生のみなさま

先輩の声

2017年度卒業

R.H.さん

長野県立松本蟻ヶ崎高校 出身

Q1 現在、どのような仕事をしていますか?
都内のスタートアップでエンジニアとして働いており、商品の来歴を追跡するためのトレーサビリティシステムを開発しています。単にプログラムを書くだけではなく、お客さんとやり取りをしながら実現したい機能の詳細を具体化し、仕様を詰めて機能のリリース(実際にお客さんが使える状態にすること)までを行う仕事です。
また、基本的にはフルリモートで勤務をしているため、普段は首都圏ではなく地方に住みながら働いています。
Q2 大学ではどのような勉強・研究を行っていたか? 現在のキャリアに活かされていることは?
大学では「現代経済理論」のゼミに所属していました。文献の輪読やディスカッション、労働経済をテーマに懸賞論文への応募した経験などが印象に残っています。

私自身は経済学という学問とはあまり関係の無いキャリアを歩んでいることもあり、大学で受けた個別の授業や取り組んだテーマ自体が直接活きている実感はありません。しかし、各授業でのレポートやゼミでのディスカッションといった種々の機会において、調査をしながら自分の言葉で意見をアウトプットし、それを他のゼミ生や先生にぶつけて理解を深めるというプロセスを重ねられたことは、キャリアを通じて活きている経験だと感じています。


こうした、「考えてアウトプットするというプロセス」を好きなだけ経験できるのは、ChatGPTのような生成AI系サービスが人間のアシスタントとして、一般的に活用されるようになった時代を生きる上でより重要になっていくと思います。
Q3 勉強以外の大学時代の思い出は? 現在のキャリアに活かされていることは?
能登半島の民間まちづくり会社で半年間フルタイムのインターンに取り組んでいたことです。自分で必要な情報を集め、考え、アクションして物事を前に進めていくプロセスを経験できたことは今のキャリアに活きています。
Q4 高校生に向けて一言
簡単なことではないですが、あまり周囲の友人や家族、SNSといったメディアのそれっぽい意見に流されず、自分の進路は自分で決めるのが良いと思います。自分の人生だと思いますし、成功・失敗問わずその意思決定に責任も持てるのは最終的には自分自身なので。 考え抜いた結果、金沢大学に進学したい!という結論に至った場合は、やりたいことが思う存分できる環境が大学にも地域にもあるのではないかなと思うので、応援しています。