よくある質問


  •   コロナ禍で,大学の授業はどのような形態で行われていますか?
    • 金沢大学では,新型コロナウイルス感染症への対応について,感染状況に応じて大学独自の活動指針を定め,必要な情報は大学のWebサイトで情報提供しています(詳細はこちらを参照)。大学の授業には,講義,演習(ゼミ),実習など,様々な形態がありますので,それぞれの授業の特性に応じて,また,講義室ではソーシャル・ディタンスを十分にとれる収容人数を定めたうえで,細かく対応を定めています。実際には,対面授業,オンライン授業(双方向型,オンデマンド型など),対面とオンラインをミックスしたハイブリッド授業などによって実施されています。
  •   金沢大学では「学部・学科」ではなく,「学域・学類」と呼んでいるのはなぜですか?
      何か違いはあるのですか?
    • 一般には「○○大学 経済学部」と表されますが,金沢大学では「金沢大学 人間社会学域 経済学類」のように,「人間社会学域」があいだに挿入されます。人間社会学域とは,いわゆる文系(人文社会科学)の組織を一括りにした組織です。学生は,経済学類の学生として入学しますが,各自の興味関心に応じて,文学や法学の授業科目も履修可能で,単位認定も柔軟に行われるところに特徴があり,より広い視野から大学での学びを行うことができます。さらに希望者(要申請)には,指定された科目および科目数に応じて,他学類(コース)に関する副専攻修了認定書が卒業時に認定され,自分が大学で学んだことを社会にアピールするうえで有益な手段ともなります。副専攻に関しては,こちらを参照してください。
  •   経済学を学ぶためは数学が不可欠と聞きますが,数学が苦手な人には経済学は向いていないのですか?
      どれくらいの数学が必要とされるのですか?
    • 現代の経済学(特に経済理論)を学ぶうえで,数学的知識や数学的スキルが不可欠であるというのは,ある意味でその通りです。ただし,必要な数学は,難しい計算問題が解けるとか,数学の公式を知っているとか,技術的な能力のことであるとは限りません。もちろんそのような能力があるに越したことはありませんが,経済学を学ぶために真に必要とされるのは,複雑な経済社会の現実の本質をいかに見極め,そのような本質的な諸要素の関係性を見出し,妥当な数学的方法を適用して,現実を解釈・分析できる「数学的思考方法」です。実際の計算は,いまどきExcelやその他,優秀なソフトが計算してくれます。したがって,大学に入学する前の段階で,数学が苦手だからという理由で,経済学を諦めることは,もったいないし,無意味です。また,経済学的な分析には,歴史的考察や現地調査など,数学的方法でなくても必要不可欠な分析方法は多数あります。各自の関心や目的に応じて,それに最も適した方法で分析できることも,経済学を学ぶ楽しさの一つです。
  •   大学の授業は難しいですか? ついていくのは大変ですか?
    • 経済学類では,科目体系全体を専門基礎科目と専門科目の二つに区分し,専門基礎科目から専門科目へ,無理なく体系的に経済学・経営学の知識を修得することが可能になっています。ただし,大学での学びは,知識を詰め込むことだけではなく,自主的な学習や研究が求められます。したがって,そのような主体的な学びができなければ,当然,授業内容が理解できなくなることはありえます。あくまで講義や演習(ゼミ)と自主的な学習の両方をバランスよく行うことで,効果的な学びを進めていくことができます。
  •   商業高校や商業科から入学した人は,普通科から就学した人と比べて,大学で学ぶ際に有利・不利はありますか?
    • 商業高校あるいは商業科出身の学生の多くは,簿記等を含めたビジネス関係の資格や知識をすでにもっていることが多いので,特に会計関係の科目群を履修する際には,強みになることが多いようです。また,KUGS特別入試で本学に入学するためには,高校の3年間を通じて優れた成績を修めるとともに,高校での学びと大学での学びを接続させる強い意欲と目的意識をもっている必要があります。これら高校時代の学びは,大学での学びにプラスに作用するとともに,リーダーシップや主体性といった面で高い能力を発揮している卒業生・現役学生が多いように感じます。
  •   公認会計士や税理士になることは可能ですか?
    • 経済学類では,会計学や財務会計,管理会計など,公認会計士試験や税理士試験に役立つ専門科目が用意されています。ただし,資格取得を目指すためには,大学の授業以外に,専門学校の講座を受講している人が大半です。そのような学習の結果,在学中に資格を取得した卒業生もいます。