社会言語学ゼミ

教員名 西嶋 義憲
研究テーマ ポライトネス関連概念の異文化間比較
E-mail yotchan@kenroku.kanazawa-u.ac.jp

社会言語学とは

普段何気なく使っていることばを分析すると、ことばの背後に隠れている「社会」や「文化」が見えてきます。とりわけ、異なる言語社会に属する人たちと接したとき、「おや?」「何か変」「おかしい」と感じることがあるでしょう。これが、ことばと社会について考える出発点になるのです。言語と社会との関係について、これまで見えなかったものを見えるようにしてくれる学問が社会言語学です。

ゼミの進め方

基本的には以下の流れに沿って、ゼミを進めていきます。

3年次(前期):テキストを読み、社会言語学に関する基礎知識を取得します。テキストはいくつかの候補の中からゼミ生が読みたいものを選ぶことができます。平成19年度のゼミではR. Mesthrie et al.: Introducing Sociolinguistics (Edinburgh: Edinburgh University Press, 2000)と東照二:『社会言語学入門』(三省堂, 1997)をテキストとしました。

3年次(後期):3年のゼミ生全員で共同研究(平成19年度ゼミはゼミ生が1名しかいなかったので、個人研究)。目的を明確にする力、外へ出て積極的に情報収集する力、それを分析してまとめる力など、いわゆる「研究力」を養います。なお、平成16年度共同研究「しつけ言葉から探る『理想的』人間像」および平成17年度共同研究「ステッカーから見る『物言わぬ日本人』」は学長研究奨励費研究に採択されました。

4年次:卒業論文へ向けた研究。ゼミ生が各自選んだテーマで研究します。

イベント

西嶋ゼミでは楽しいイベントがたくさん行なわれます。中でも一番大きなイベントとして10月に行なわれる教育学部の加藤和夫ゼミとの合同合宿があります。同じ社会言語学を学んでいる学生同士が自分の研究を発表する貴重な場です。発表後の夜のバーベキューも楽しみの一つです。平成19年度は、発表の翌日に皆で蕎麦うちも体験しました。

また、3年次の春にはゼミ生全員で合宿を行います。今後のゼミの活動について話し合います。

そのほかにも、ゼミ生や西嶋先生の誕生日会をしたり(研究室でパーティーをします)、卒業生を交えてゼミ同窓会をしたり(社会人の先輩も交えていろんな話ができます)と楽しいイベントがたくさんあります。

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