経済学類の特徴

経済学類の大きな特徴は、少人数教育です。

1年次の初学者ゼミ、2年次第4クォーター以降の8クォーター分の専門演習(ゼミナール)といった少人数の授業を必修としており、そのもとでコミュニケーション能力やプレゼンテーション、資料収集、レポート作成、語学修得等の基礎的スキルを身につけます。とりわけ専門演習では、実践的な調査研究能力や情報処理能力を高めるためのきめ細やかな指導を行い、論文執筆や研究発表の機会も設けています。

また、講義科目は原則としてクォーター制で運用されるため、1クォーターでの集中的な学習が可能となるほか、海外留学やインターンシップで1クォーターを活用することも可能にしています。

学類長挨拶

ようこそ 経済学類へ!


学類長 寒河江 雅彦

 日本を取り巻く社会環境、自然災害、世界規模の感染症の蔓延で世界経済が大きく変化しています。更に情報技術や人工知能(AI)の発展によって、その変化のスピードも加速しています。

 金沢大学経済学類は、現代社会に対する問題意識と課題解決に向けて行動できる人材が必要と考えています。社会の変化の方向を見極め、適切な判断と行動のできる人材を育てる使命を果たしていきたいと考えています。さまざまな国や地域によって異なる経済環境、その背景となっている歴史的経緯や社会構造の相違を理解すること、各国間に環境や安全性、公平性等に関する共通ルールを構築することの意義や課題を考える創造力を養うことも重要です。

 経済学類には、エコノミクスコース、グローバル・マネジメントコースの二つのコースがあり、2年次第4クォーターのゼミ配属と同時期に配属します。演習を通じて専門性を深めていくべき分野に応じてコースを選択できます。エコノミクスコース、グローバル・マネジメントコースいずれのコースでも、国際感覚を身に付けることが求められます。

 今、皆さんが生きている知識社会の中では、国境も性別も年齢の区別もなく、必然的に個人の知識が問われるボーダレスというグローバル社会が進むでしょう。グローバル人材とは、単なる語学力を磨くことではなく、広い視野をもち、問題解決能力のある国境を越えて活躍できる人材と思います。国際感覚とは世界経済・国際金融などの国際経済の基本的仕組み、各国の社会経済情勢とその歴史的背景、各国の経済社会の比較考察、等の学習を通じて世界経済の多様性やその共有する特徴についても学び、世界を多面的に理解する力を身に付けることです。経済学類の2つのコースではこうした国際感覚を磨くための科目群(グローバル系科目群)を共通して学びます。

 社会の変化がますます速くなる中で生きていく皆さんが身に付けるべき知識と経験は大学生活でその土台を作り、卒業後も学び続けることが必要です。豆腐の上にビルは建てられません。しっかりした土台を金沢大学経済学類で築いてください。

2020年4月
経済学類長 寒河江雅彦

経済学経営学系の概要についてもこちらをご覧ください。

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学類の理念・目標(人材育成方針)

経済学類は、「社会科学における諸専門分野の成果を統合化し、現代の社会が直面する諸問題に対処可能な能力を持った人材を養成する」という基本目標のもと、次の3つの人材育成方針を掲げています。

  • 様々な問題に的確かつ迅速に対処することができる幅広い教養、知識、判断力と経済学の専門的知識とを兼ね備えた人材を養成する。
  • 現代社会に対する強い問題意識をもち、自分自身の力で課題を発見し、解決する能力をもった人材を養成する。
  • 経済学以外の諸分野にも強い関心をもった、人間性豊かな人材を養成する。

教育内容・カリキュラム

1〜2年次には、専門教育科目を学ぶ土台となる教養的科目や世界的視野を身に着けるための科目を学びます。

1年次には、「初学者ゼミ(Ⅰ、Ⅱ)」「大学・社会生活論」等の科目を通じ、大学での学びや生活についてのサポートがなされます。

さらに、2年次から4年次にかけて、専門共通科目を本格的に履修し、体系的な学習を進めていくことにもなります。


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コース紹介

コースは、演習とあわせて専門分野に関する体系的履修を進めるためのもので、学生の関心や進路希望等に応じて配属し、専門分野を深く学ぶそれぞれの科目群を、演習の内容と関連付けながら学んでいきます。

経済学類には、エコノミクスコース、グローバル・マネジメントコースの二つのコースがあり、2年次第4クォーターのゼミ配属と同時期に配属します。演習を通じて専門性を深めていくべき分野に応じてコースを選択することが望まれます。

両コースを通じて必要なグローバル感覚の醸成

エコノミクスコース、グローバル・マネジメントコースいずれのコースでも、国際感覚を身につけることが求められます。

グローバル化が進む中で求められる国際感覚とは単に語学力を磨くことではなく、さまざまな国や地域によって異なる経済環境、その背景となっている歴史的経緯や社会構造の相違を理解すること、各国間に環境や安全性、公平性等に関する共通ルールを構築することの意義や課題を考える創造力を養うことです。経済学類の両コースではこうした国際感覚を磨くための科目群(グローバル系科目群)を共通して学びます。

世界経済・国際金融などの国際経済の基本的仕組み、日本・ヨーロッパ・アジア各国の社会経済情勢とその歴史的背景、各国の経済社会の比較考察、等の学習を通じて世界経済の多様性やその共有する性格についても学び、世界を多面的に理解する力を養います。

エコノミクスコース

理論と政策を同時に学び,政策立案・評価能力を養います。

グローバル・マネジメントコース

経営・情報の専門知識の修得で「グローバルなビジネス力」を高めます。

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