生産システム論ゼミ

ゼミの紹介

近年、顧客ニーズの多様化に伴い、生産・物流システムにおいて、短いリードタイムと共に、生産環境の変化に対する柔軟性やシステムの全体的な効率を高める合理的な生産・物流方式が要求されている。こうした管理方式の実現に向けて、本ゼミでは、生産.・物流システムにおいて、

• 既存のJIT（Just-In-Time）生産システムの生産ルールであるPull型生産に基づいて合理性が高い生産方式の開発に関わる研究、
• 同一製品組立ライン上で多品種製品モデルを組み立てる混合製品組立ラインにおいて、製造環境下での様々な現実問題（品種間の工数差、平準化生産の実現、ロット工程との生産バランスなど）を考慮した最適な製品投入順序づけに関する基礎的な研究、
• 調達から配送までの物流システム全体において、その効率を高めるために、システム全体を構成するサプライヤ、運搬車、カスタマに関わるコストを考慮した全体的な効率を高める配送スケジューリングに関する研究、

を行います。

ゼミの進め方としては、学生諸君が未解決の問題とその解決に興味を持ちために、概念と原理などの基礎的な知識を包括的に学んだ上で、活発なディスカッションを通じて明確な問題意識、協調性、プレゼンテーション力、論理観などを向上されることを目指します。また、ゼミのイベントとしては、工場見学、夏合宿、卒論報告会、ゼミコンパ、釣り大会などを行う予定です。

3回生は、生産システムや生産管理に関する諸概念と諸原理などの基礎的な知識を包括的に学び、その理解度を高めることを目指し、4回生は、各自の卒業研究テーマによる論文作成を主に行います。