社会思想史ゼミ

教員名 野村眞理
研究テーマ ユダヤ人問題
E-mail nomura@staff.kanazawa-u.ac.jp

ゼミの紹介

経済学部にどうして「社会思想史」という専門科目があるのか、不思議に思う学生も多いようだ。しかし、一国あるいは世界を動かす経済システムを考え、そのシステムのなかで有効な経済政策を立案するにあたっては、その基礎に、現下の人間社会を歴史的にどのように位置づけ、また、これからの人間社会をどのように構築したいのかという、社会思想史的な展望がなければなるまい。その意味で社会思想史は、経済学の基礎中の基礎に位置する学問分野のひとつである。

では、社会思想史の勉強は、具体的には何から始めればよいのか。

それには、たとえば後世に大きな影響を与えた社会思想家を選び、彼/彼女が生きた時代の精神と、彼/彼女自身の思想の軌跡とを追体験するやり方もあるし、あるいは、ある時代にある地域で起こった歴史的な事件をとりあげ、そこで人々がどのように考え、どのように行動したかを追ってみるやり方もあるだろう。その勉強のなかでつねに問われるのは、「同じ場面で君だったらどう考え、どう生きるか」ということだ。この問いを考え抜くことによって、人間社会の行方を見すえる君の眼も鍛えられる。

なお私自身の専門は、広くは近代ヨーロッパの社会思想史、狭くは近現代中・東欧のユダヤ人問題であるが、ゼミ参加者の研究テーマの選択は、私の専門には拘束されない。

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