経済学類の特徴

経済学類の大きな特徴は、少人数教育です。

1年次の初学者ゼミ、2年次第4クォーター以降の8クォーター分の専門演習(ゼミナール)といった少人数の授業を必修としており、そのもとでコミュニケーション能力やプレゼンテーション、資料収集、レポート作成、語学修得等の基礎的スキルを身につけます。とりわけ専門演習では、実践的な調査研究能力や情報処理能力を高めるためのきめ細やかな指導を行い、論文執筆や研究発表の機会も設けています。

また、講義科目は原則としてクォーター制で運用されるため、1クォーターでの集中的な学習が可能となるほか、海外留学やインターンシップで1クォーターを活用することも可能にしています。

学類長挨拶

ようこそ 経済学類へ!


学類長 佐藤 清和

 高3の夏休み,本屋で立ち読みをしていたら『経済学の学び方』と題する文庫本が目に留まった。適当にページを繰っていると,左右対称のグラフ(需要線・供給線)と連立方程式が現われ,その交点と解が市場価格になると書いてあった。グラフや数式は,数学や物理などの理系科目で使うもの。文系志望の自分とは無縁だと思っていたのに,市場取引という人間行動がグラフや数式でシンブルに表現されることに単純に驚いた。
 経済学では,複雑な人間社会の仕組みを単純化し「限りある資源(富)を公平に配分する」という難しい問題に取り組む。市場で合意された価格を用いれば,市場参加者が満足し公平な資源配分が可能になると経済学は教える。実に当たり前のこと言っているのだが,公平な資源配分が理想の状態だとすれば,現実の社会で生じている貧困などの経済格差とは理想からの乖離として考察すべきことになる。
 17世紀のオランダで,異常な投機ブームが起きた。取引の対象となったのはチューリップの球根。小さな球根一つが豪邸より高い価格で取引されるという過熱ぶりだった。やがて何ら前兆もなくブームは崩壊し,バブルに浮かれた長者たちは破産という奈落へ突き落とされた。200年以上を経た今日でも,不動産バブルやITバブルと呼ばれる泡沫市場が発生しては崩壊している。
 このような公平な資源配分と暴走する投機行動といった真逆の様相を見せるのが市場の真の姿かもしれません。こんな悩ましい問題に直面した時は,経済学の親戚である経済政策や財政学を学んで,マクロ的視点から国や自治体の採るべき政策について考えてみるといいでしょう。 
 一方で通信や物流の発展にともなって国内外の市場は密接に関連し合い,もはやグローバルな交易無くして人類全体の発展は不可能な状況にあります。この状況で主役を担っているのが企業組織に他なりません。この実態を知りたければ,経済学の親友である経営学(経営戦略論やマーケティングなど)を学ぶことが有効です。そこには高級ブランドによる商品差別化,あるいはサプライチェーンによる生産・販売戦略など,企業活動をベースとした数々の知見がちりばめられています。
 経済学類には、経済学を中心とするエコノミクス・コースと経営学を中心するグローバルマネジメント・コースがあります。両コースの科目群を学びながら,複雑な人間社会の仕組みを複眼的に考察し,自らの知見を広げていく。これこそ有限な時間を有効に活用する「経済学の学習メソッド」として経済学類がお奨めする大学での学修方法です。

経済学経営学系の概要についてもこちらをご覧ください。

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学類の理念・目標(人材育成方針)

経済学類は、「社会科学における諸専門分野の成果を統合化し、現代の社会が直面する諸問題に対処可能な能力を持った人材を養成する」という基本目標のもと、次の3つの人材育成方針を掲げています。

  • 様々な問題に的確かつ迅速に対処することができる幅広い教養、知識、判断力と経済学の専門的知識とを兼ね備えた人材を養成する。
  • 現代社会に対する強い問題意識をもち、自分自身の力で課題を発見し、解決する能力をもった人材を養成する。
  • 経済学以外の諸分野にも強い関心をもった、人間性豊かな人材を養成する。

教育内容・カリキュラム

1~2年次には、専門教育科目を学ぶ土台となる教養的科目や世界的視野を身に着けるための科目を学びます。

1年次には、「初学者ゼミ(Ⅰ、Ⅱ)」「大学・社会生活論」等の科目を通じ、大学での学びや生活についてのサポートがなされます。

さらに、2年次から4年次にかけて、専門共通科目を本格的に履修し、体系的な学習を進めていくことにもなります。


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コース紹介

コースは、演習とあわせて専門分野に関する体系的履修を進めるためのもので、学生の関心や進路希望等に応じて配属し、専門分野を深く学ぶそれぞれの科目群を、演習の内容と関連付けながら学んでいきます。

経済学類には、エコノミクスコース、グローバル・マネジメントコースの二つのコースがあり、2年次第4クォーターのゼミ配属と同時期に配属します。演習を通じて専門性を深めていくべき分野に応じてコースを選択することが望まれます。

両コースを通じて必要なグローバル感覚の醸成

エコノミクスコース、グローバル・マネジメントコースいずれのコースでも、国際感覚を身につけることが求められます。

グローバル化が進む中で求められる国際感覚とは単に語学力を磨くことではなく、さまざまな国や地域によって異なる経済環境、その背景となっている歴史的経緯や社会構造の相違を理解すること、各国間に環境や安全性、公平性等に関する共通ルールを構築することの意義や課題を考える創造力を養うことです。経済学類の両コースではこうした国際感覚を磨くための科目群(グローバル系科目群)を共通して学びます。

世界経済・国際金融などの国際経済の基本的仕組み、日本・ヨーロッパ・アジア各国の社会経済情勢とその歴史的背景、各国の経済社会の比較考察、等の学習を通じて世界経済の多様性やその共有する性格についても学び、世界を多面的に理解する力を養います。

エコノミクスコース

理論と政策を同時に学び,政策立案・評価能力を養います。

グローバル・マネジメントコース

経営・情報の専門知識の修得で「グローバルなビジネス力」を高めます。

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